手を放して、見守る

昨晩、息子が自転車で家から20㎞離れてる湖に行ってみたいと言い出しました。

その湖には交通量が多いわりに道路の整備が追い付いていない国道を通って、熊出没注意の山道も通って、県をまたぐ必要がある場所で、整備もされていない、なんだったら漕ぐたびにギシギシなっちゃうような自転車で行くにはちょっと無理があるような場所。

やりたいこと、挑戦する気持ちは大切だと思いつつも、「行っておいで」とはなかなかなれず、渋ってみたけれど。。。

かなり説得されて、中継地を決めて無理そうなら引き返すこと、「もし何かあったらお父さんが迎えに来てくれる」って約束してるとのことで、渋々オッケーしました。

決めたこと、やりたいことは絶対譲らないAB型。

結果、何にもなく無事到着して、嬉しそうに写真を送ってきました。

こうやって、成功体験を積んで大人になっていくんだなとは思うけど、私の小さな心はさらに小さくなる思いです。

多分息子は知らないと思うんだけれど、毎日学校に出かけるだけでも、母は最悪なことを想定して心配になりながら送り出している。「おかえり」と涼しい顔して言っていても、心の中は無事帰ってきてくれたことに安堵してるんだよ。

毎回無事に帰ってきてくれているから、少しずつ慣れてきてはいるものの、やっぱり頭のどこかでは不安だし、同年代の子の事故のニュースを観ると心がえぐられる。

「手を放して見守る」は子育てで、一番辛くて疲れる。