離婚後のこと②息子への気持ち

夫婦関係は解消したけれど、息子にとっての二人の関係が変わることはなかったです。

息子が元夫と会うことを制限しなかったのは、その権利が私にはないと思っていたからです。

私は離婚のことを息子に早い段階から話していました、その時に別々に住む以外には何も変わらないと伝えてきました。元夫のことも息子の父親として尊重すると決めていたからです。

息子にとって今後も頼れる人は多いほうが良いと思うし、もし将来上手くいかないことがあったときに、両親が離婚していたからと責任転嫁してほしくなかったからです。

「人のせいにしない」ということは息子によく言うことで、誰かに責任を押し付けても問題が解決することはなくて、その時は人のせいにして逃げきれても、結局また同じ問題が起こると困ることになる、それなら自分がどうすればその問題を防げたのかを考えて反省した方が、同じ問題が起きても最小に防げたり、すぐに対処出来たりするよ。と伝えてます。

この離婚が、息子の人生に何の影響もないとは言えませんが、世間的にはどうあれ、本人には全く関係ないと思っていて欲しかったのです。

ただ、転校しなくてはいけないことに息子はとても悲しんでいました。

この時、息子は4年生で通っていた学校のお友達や先生がとても大好きでした、なんとか通わせてあげられないか、先生と相談して5年生までならと、特例で越境通学させてもらえるようになりました。学区内までは保護者が付き添うという条件付きでした。

その事を知り、元夫は引っ越し先を学区内にしてくれ、朝は元夫のマンションまで私が送りそこから登校し、放課後はマンションにカバンを置いて友達と遊べるようにと、息子の希望を叶えてくれました。

数カ月だけれど、息子にとって心の準備が出来て良かったと思っています。

5年生から通いだした学校では、同じ町内で実家に行たび遊んでいた子と同じクラスになれたおかげで、お友達がたくさん出来て楽しく通えていました。

高校生になり、みんな別の学校になったけれど、今でもたまに集まって遊んでいるようです。離婚してなかったら出会えてなかったと息子は言っていました。

嫌なことや、悲しいことが、あってもその先が楽しければ、それさえも良かったことになるということを学ぶ機会になって良かったと思っています。

結果論ですが。

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